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32号(2002) >

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タイトル: オリゲネスの「意志」理解に関する一考察
タイトル別言語: The Study on Origen's Understanding of "Will"
著者: 梶原, 直美
キーワード: オリゲネス
意志
理性

精神
キーワード別言語: Origen
Will
Reason
Psyche
Nous
出版者: 大阪女学院短期大学
利用可能日: 2011-02-18T11:41:11Z
発行日: 2011-02-18T11:41:11Z
受理日: 2002-09-12
自由記入: 自由論文
抄録: すべての人間には内的に「意志」が与えられ、それは様々な形で外的に表現される。その最も顕著な形態が「行為」ないしは「行動」であろう。われわれはしばしば自らの行動の主体として矛盾を抱え、パウロの言うように「自分の望むことは実行せず、かえって憎んでいることをする」1ものである。その点において、ギリシャ教父オリゲネスは、彼の生涯をして、彼の意志についての関心をわれわれに抱かせる。優れた知的探求者、篤い信仰者、熱心な教育者、そして真実を守ろうとするキリスト者であり神学者であった彼には、教育と信仰に熱心な両親という恵まれた幼少時の外的状況も存在したが、彼自身の生涯を貫いた主体的な姿勢は彼自身から生じたものにほかならない。われわれはここで、「意志」に対する彼の認識と、それが彼自身に及ぼした影響を、彼の著したテキストに基づいて考察する。
資源タイプ: Departmental Bulletin Paper
ISSN: 0387-7744
NCID: AN00029189
掲載誌名: 大阪女学院短期大学紀要
号: 32
開始ページ: 53
終了ページ: 64
ページ数: 275
発行日: 2003-03-01
言語: ja
著者版フラグ: publisher
出現コレクション:32号(2002)

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